2019年6月26日水曜日

若者の現実から出発した労働権教育とは


労働市場の劣化が進むなか、労働教育の大切さがようやく広がりつつある。自分に合った仕事を見つけるためや、会社に入るための「キャリア教育」だけでなく、「会社に入った後も働き続ける」ための「労働権教育」をという現場からの声の成果といえるだろう。

ただ、労働の専門家に見える世界と、若者たちの世界とは、いまあまりに隔たってしまっている。2000年前後から本格化した新自由主義的な自己責任を基本とする世界観を生きてきた若い世代にとって、「1日8時間まで」という働き手にとっての規制は、いまや「1日最低8時間」という雇う側にとっての規制として受け止められている。

そうした現実を直視した労働教育が、いま問われている。そのために、何が必要か。大学の「労働社会学」の講座での8年間の試行錯誤をもとに「若い世代が自分ごととして考えるための労働権教育」の実践を紹介する。

29回労働教育研究会
日時:2019810日(土)1400〜16:00
場所:連合会館4階402会議室   
テーマ: 若者の現実から出発した労働権教育とは  
報告:竹信三恵子さん(ジャーナリスト)
主催:労働教育研究会、明治大学労働教育メディア研究センター、法政大学フェアレイバー研究所

参加申込み・連絡先:labored(at)meiji.ac.jp (at)@に置き換えて送信ください。参加希望者は資料印刷やワークショップ準備のため、できるだけご一報下さい。