2022年11月23日水曜日

外国につながる生徒たちの実態〜神奈川高教組の調査結果より

 第43回労働教育研究会

日時:2022年11月15日(火)15:00~16:00
場所:zoom
報告:根本
拓真神奈川県高等学校教職員組合)                    主催:労働教育研究会、明治大学労働教育メディア研究センター、法政大学フェアレイバー研究所

神奈川県立高校に在籍する「外国につながる生徒」の数は増加傾向にある。過去、神奈川県高等学校教職員組合が実施した実態調査では、外国人等特別枠のある学校や、多部制昼間定時制、通信制、定時制での在籍が多いことがわかっている。さらに全日制での在籍も増えているという。同生徒たちは、日本語指導や進路指導の時には特別の配慮が必要となる。今年度の実態調査からみえてきた同生徒を取り巻く環境の変化について聞いた。


2022年11月1日火曜日

アマゾン配達員の組合づくり

第42回労働教育研究会

日時:2022年10月11日(火)15:00~16:00
場所:zoom
報告:平井康太弁護士(東京法律事務所) 
主催:労働教育研究会、明治大学労働教育メディア研究センター、法政大学フェアレイバー研究所

20226月、ネット通販大手「アマゾンジャパン」の2次下請けの運送会社と業務委託契約を結んで働く配達員たちが、横須賀市で労働組合を結成した。配達員たちは自らの裁量で仕事ができる「業務委託」として下請け会社と契約している。しかし実際には、アマゾンが導入するアプリが指定する配送ルートを求められ、倉庫への出勤時間を指示されるという。

組合結成のきっかけは、配送する荷物の急増により長時間労働になったことだった。同年9月には長崎市でも組合が結成されて全国的な展開となっている。組合結成前からの担当弁護士に、彼らの労働の実態について聞いた。

1 配送の契約関係

2 結成に至る経緯

3 組合の要求とは

2022年7月26日火曜日

ハラスメントに関する相談の実態について〜分類と対応・解決方法

 第41回労働教育研究会

日時:2022年7月28日(木)18:30~20:00
場所:zoom
報告:奥田正順さん(東京都労働相談情報センター八王子事務所)
主催:労働教育研究会、明治大学労働教育メディア研究センター、法政大学フェアレイバー研究所

いま労働相談のなかでもっとも件数の多い「ハラスメント」について取り上げる。    2022年4月から企業に対するパワハラ防止措置義務が中小企業にも適用され、いわゆる「パワハラ防止法」が全面施行された。
ハラスメントに関する法律面での対応は進み、セクハラは「男女雇用機会均等法」、マタハラは「育児・介護休業法」などにおいて具体的なハラスメントの内容が示されている。     しかし、職場で働く人たちのハラスメントに対する受け止め方はさまざまで、今もトラブルは絶えない。そこで、東京都の労働相談窓口におけるハラスメントの対応と解決方法について話を聞き、今後の組合活動や職場の防止に役立てたい。 

2022年3月3日木曜日

労働(法)教育に対する教員のニーズ 学習会でのミニ・アンケートから

第40回労働教育研究会

日時:2022年2月28日(月)18:30~20:00
場所:zoom
報告:筒井美紀さん(法政大学教授)
主催:労働教育研究会、明治大学労働教育メディア研究センター、法政大学フェアレイバー研究所

働く現場の状況は、コロナ禍で厳しさを増している。そんな時代に社会に巣立っていく生徒・学生たちに、労働(法)教育の必要性が増している。教員たちが労働教育に関する何を教えたいと思っているのか。中高を中心とした先生たちへのミニ・アンケートから見えてきたのは、労働法制度の仕組みだけでない、働く人たちの幸せややりがいを含めた、広い意味での人権に関するテーマである。

 

2022年1月13日木曜日

当事者が語るコロナ禍の移民労働者たち 在日ビルマ市民労働組合を迎えて

 39回労働教育研究会

日時:2022年1月22日(土)14:00~16:00
場所:zoom
報告:
Myint Swe(ミンスイ)さん(在日ビルマ市民労働組合・会長)

   旗手明さん(自由人権協会理事、移住連運営委員

主催:労働教育研究会、明治大学労働教育メディア研究センター、法政大学フェアレイバー研究所


いま本に住む外国籍者は300弱。外国にルーツのあるたちを加えると400を超えるともわれており、本社会を構成する員となっている。なかでも移民労働者は、貴重な働き⼿となって社会をえている。しかし、その労働現場や活、またどもたちの実態についてはあまり知られておらず、コロナ禍でより厳しい状況に置かれている。

このたび、ビルマ労働者たちがつくったユニークな労働組合の会長を報告者として迎える。そのの声をとおして、すでに移社会となっている本の課題について考えてみたい。

※当日は「移民労働者の子どもの教育と学校」についても議論の予定。


報告:Myint Swe(ミンスイ)さん

1 コロナ禍における主な労働・医療・生活相談について

2 定住している子どもたちの状況について

 

解説:旗手明さん

1 現在のミャンマーの状況について

2 ミンスイさんについて